やすらぎ天空館は、大阪市阿倍野区にある大阪市立の葬祭場です。400席の大式場を備え、大人数のご葬儀や社葬のような規模の大きいお別れにも対応できる、大阪市立の葬儀会場です。
この記事では、やすらぎ天空館で葬儀を行うときの式場と料金、火葬までの流れ、家族葬で使う場合の考え方を、葬儀のプロの視点から解説します。
やすらぎ天空館の基本情報
| 名称 | 大阪市立葬祭場「やすらぎ天空館」 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪市阿倍野区阿倍野筋4丁目19番115号 |
| 電話 | 06-6656-6381(管理事務所) |
| 延床面積 | 6,885平方メートル |
| 式場 | 大式場(400席)。分割して中式場(200席)としても使える |
| 多目的室 | 2室 |
| その他設備 | 親族控室、僧侶控室、多目的トイレ、シャワー室 |
| 駐車場 | 72台(有料) |
| 問い合わせ時間 | 9時から17時 |
アクセス
- Osaka Metro谷町線「阿倍野」駅 6号出口すぐ
- シティバス「阿倍野筋4丁目」停留所すぐ
駅を出てすぐの立地のため、電車で来られる参列者が多いご葬儀にも向いています。
やすらぎ天空館には火葬場がない
やすらぎ天空館は葬儀のための施設で、火葬炉はありません。告別式の後は、霊柩車で大阪市の市立斎場(瓜破・北・小林・鶴見・佃)のいずれかへ移動して火葬を行います。ご家族や参列者が斎場まで同行する場合は、マイクロバスやタクシーの手配も必要です。
市立斎場の火葬料は、市民の大人(10歳以上)が1体10,000円、市民以外の大人が60,000円です。式場使用料とは別にかかります。
やすらぎ天空館の式場使用料(葬祭での利用)
| 区分 | 利用時間 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| 大式場(400席) | 9時〜15時(1回) | 187,000円 |
| 大式場(400席) | 15時〜翌日15時(1回) | 361,000円 |
| 中式場(200席) | 9時〜15時(1回) | 93,500円 |
| 中式場(200席) | 15時〜翌日15時(1回) | 187,000円 |
| 多目的室 | 9時〜18時(1回) | 3,000円 |
| 多目的室 | 18時〜翌日18時(1回) | 6,000円 |
通夜を行わず告別式だけを行う一日葬なら「9時〜15時」、通夜と告別式を行う場合は「15時〜翌日15時」の区分が目安になります。ご遺体のない葬祭(お別れ会など)で使う場合は、葬祭以外の利用の料金区分になります。
駐車場の料金
駐車場は1台1時間までごとに400円です。平日は入庫後3時間を超えて当日中まで停める場合は最大1,400円、土曜日・日曜日・祝日は入庫後4時間を超えて当日中まで停める場合は最大1,800円です。参列者には、できるだけ公共交通機関での来場をお願いしておくと安心です。
やすらぎ天空館で葬儀をする場合の費用のめやす
大阪葬儀のプラン(税込・葬儀社からの見積時の参考価格)と、中式場の料金、市民の火葬料を合わせると、総額のめやすは次のとおりです(プランの価格に式場使用料や火葬料が含まれていない場合のめやすです)。
| 葬儀の形 | プラン | 式場(中式場) | 火葬料(市民・大人) | 合計のめやす |
|---|---|---|---|---|
| 一日葬 | 一日家族葬 30万円〜50万円 | 93,500円 | 10,000円 | 約40.4万円〜60.4万円 |
| 通夜・告別式 | 二日家族葬 40万円〜60万円 | 187,000円 | 10,000円 | 約59.7万円〜79.7万円 |
参列者が多い一般葬では、一般葬のプラン(75万円〜200万円)に、大式場の料金(通夜・告別式で361,000円)が加わります。このほか、斎場までのマイクロバス、宗教者へのお礼(10万円程度から)、料理や返礼品などが、内容に応じてかかります。
亡くなった方が国民健康保険または後期高齢者医療制度に加入していた場合は、申請により葬祭費として5万円が支給されます(勤務先の健康保険などから埋葬料などが出る場合を除く)。
家族葬でやすらぎ天空館を使うときの考え方
やすらぎ天空館は、中式場でも200席あり、10人〜20人ほどの家族葬には広すぎると感じることがあります。式場使用料も、市立斎場の式場と比べると高めです。たとえば瓜破斎場の式場は昼間1回12,000円、夜間1回24,000円です。
| こんなご葬儀に | 向いている会場 |
|---|---|
| 参列者が多い。駅から近い会場にしたい | やすらぎ天空館 |
| 少人数の家族葬で、費用を抑えたい | 式場のある市立斎場(瓜破・北・鶴見・佃) |
| 火葬場への移動をなくしたい | 式場と火葬炉が同じ敷地にある市立斎場 |
市立斎場の式場は、火葬炉と同じ敷地にあるため、告別式の後に移動せず火葬を行えます。一方で、やすらぎ天空館は駅のすぐ近くにあり、大人数を迎えられる広さと設備が強みです。参列者の人数と、移動の負担、総額のバランスで選ぶのがおすすめです。
申込みから火葬までの流れ
- 葬儀社に連絡する:ご逝去後、搬送と安置を依頼します。
- 式場と火葬の日程を決める:葬儀社が、やすらぎ天空館の空きと、市立斎場の火葬の空きを合わせて確認し、日程を決めます。
- 死亡届を出し、火葬許可証を受け取る:死亡届は、亡くなったことを知った日を含めて7日以内に提出します。届出は葬儀社が代行するのが一般的です。
- 通夜・告別式:やすらぎ天空館で行います。
- 出棺・火葬:告別式の後、市立斎場へ移動して火葬し、お骨上げをします。
施設の利用にあたって、心付けは一切必要ありません。
まとめ
やすらぎ天空館は、阿倍野駅のすぐそばにある大阪市立の葬祭場で、400席の大式場(分割すると200席の中式場)を備えています。中式場の料金は、一日葬の時間帯で93,500円、通夜・告別式の時間帯で187,000円です。火葬炉はないため、火葬は市立斎場で行います。
大人数のご葬儀には頼もしい会場ですが、少人数の家族葬では市立斎場の式場のほうが費用を抑えられることもあります。人数と移動、総額で比べて選ぶことが大切です。
※施設・料金は、大阪市「市立斎場のご案内」(2026年4月1日掲載)、プランは大阪葬儀のプランページ(2026年10月時点で確認)をもとに作成しています。プランの価格は税込・葬儀社からの見積時の参考価格です。改定される場合があるため、ご利用前にやすらぎ天空館または葬儀社で最新の内容をご確認ください。









