堺市でご家族が亡くなったとき、「堺市立斎場はどうやって予約するのか」「火葬まで何日くらいかかるのか」は、最初に気になる点です。堺市の公営火葬場は堺市立斎場の1か所だけのため、日程の決め方を知っておくと、慌てずに準備を進められます。
この記事では、堺市立斎場の予約方法と、亡くなってから火葬までの日数・流れ、火葬を待つ間の安置について、葬儀のプロの視点から解説します。
堺市立斎場の予約方法
堺市立斎場を使うときは、先に斎場へ火葬場と式場の予約をしてから、死亡届を提出するのが基本の順番です。
- 斎場に予約する:電話などで、火葬場と式場(使う場合)の使用を予約します。
- 死亡届を提出し、火葬許可証を受け取る:区役所の市民課に死亡届を提出し、火葬許可証の交付を受けます。
- 斎場で使用の手続きをする:火葬許可証を持って斎場で使用の手続きを行い、使用料を支払います。使用料は原則として前納です。
葬儀社に依頼した場合は、斎場の予約から死亡届の提出、斎場での手続きまで、葬儀社が代行するのが一般的です。ご家族は、希望の日程や参列の人数、宗派などを葬儀社に伝えるだけで進められます。
斎場の受付時間と休場日
| 使用許可申請の受付時間 | 午前9時〜午後5時15分 |
|---|---|
| 休場日 | 1月1日と管理上必要な日 |
| 火葬場の開場時間 | 午前10時〜午後5時 |
| 問い合わせ | 堺市立斎場 072-228-0167 |
堺市立斎場は、休場日が1月1日と管理上必要な日に限られています。友引も休場日にはなっていません。
区役所(市民課)の受付時間
死亡届を出す区役所市民課の窓口は、平日の午前9時から午後5時30分(窓口での受付は午後5時15分まで)です。土・日曜日、祝日、12月29日〜1月3日は窓口を開設していません。夜間や土日祝日は休日時間外受付で預かり扱いとなり、翌開庁日に内容を確認して、不備がなければ受付した日で受理されます。
式場を使う場合の注意点
- 堺市立斎場で火葬する場合に限り使える:堺市立斎場で火葬を行わない場合は、式場などの斎場施設は使用できません。
- 式場の数が限られている:式場は大式場(70席)2室と小式場(40席)1室の計3室です。小式場は1室のみのため、希望の日に空いていないこともあります。
- 時間が決まっている:通夜は午後6時〜午後9時、告別式は午前11時〜午後2時の間で斎場が指定する時間に行います。
亡くなってから火葬まで何日かかる?
最短は「亡くなってから24時間後」
法律(墓地、埋葬等に関する法律)により、原則として死亡後24時間が経過しないと火葬はできません。そのため、どれだけ早くても火葬は翌日以降になります。
実際の日数は「斎場の空き」で決まる
24時間が経過したあとの日程は、斎場の火葬炉と式場の空き状況で決まります。堺市立斎場は火葬炉が17基(大型炉1基、普通炉16基)あり、市内の公営火葬場はここだけです。冬場や年末年始など亡くなる方が増える時期は、火葬や式場の予約が取りにくくなることがあります。
通夜・告別式を行う場合は、火葬炉と式場の両方が空いている日を探すため、直葬(火葬式)より日程の選択肢が少なくなります。日程を早めたい場合は、次のような方法があります。
- 式場の大きさにこだわらず、空いている式場を使う
- 通夜を行わない一日葬にする
- 式を行わず、直葬(火葬式)にする
ご依頼をいただいた時点で、葬儀社が斎場の空き状況を確認し、取れる日程をご提案します。
火葬を待つ間の安置場所
| 安置場所 | 費用のめやす | ポイント |
|---|---|---|
| 自宅 | ドライアイス代など | 住み慣れた家でゆっくりお別れできる。安置できる部屋の広さや環境の確認が必要 |
| 葬儀社の安置施設(預かり霊安室) | 1万円〜2万円/1日 | 自宅に安置できない場合に。面会できる時間は施設ごとに異なる |
| 堺市立斎場の霊安室 | 24時間ごとに1体2,000円(市民) | 使用できるのは原則として1体につき48時間まで |
※預かり霊安室の費用は、大阪葬儀の直葬プラン(シンプル直葬)のオプションの参考価格です。依頼する葬儀社によって異なります。
安置の日数が延びると、ドライアイスの追加や安置施設の利用料がかかります。大阪葬儀の家族葬・直葬プランに含まれるドライアイスは2日分です。日数が延びた場合の料金は、見積もりの段階で確認しておきましょう。
亡くなってから火葬までの流れ
- 死亡診断書(または死体検案書)を受け取る:病院で亡くなった場合は医師から発行されます。
- 葬儀社へ連絡し、搬送・安置する:病院に長く安置できない場合が多いため、早めに連絡して搬送先を決めます。
- 葬儀の形式と日程を決める:一日葬・二日葬・直葬などの形式を決め、葬儀社が斎場の空きを確認して予約します。
- 死亡届を提出し、火葬許可証を受け取る:死亡届は、亡くなったことを知った日から7日以内に提出します。
- 通夜・告別式(行う場合):堺市立斎場の式場で行います。
- 火葬・収骨:収骨の際に「火(埋)葬許可証」が渡されます。納骨するお寺や墓地に提出する大切な書類なので、骨壺の箱などに入れて保管しましょう。
火葬当日に気をつけたいこと
- 駐車場:斎場内に駐車できるのは4台までで、1遺族に4枚渡される「斎場駐車許可証」が必要です。許可証がない参列者は、堺市立斎場東側駐車場(午前9時30分〜午後9時30分)を利用します。東側駐車場から斎場までの道は歩道がないため、通行する車に注意して歩きましょう。
- 電車での来場:JR阪和線「堺市駅」から徒歩約5分です。
- 炉前での読経はできない:火葬炉の前での「りん・読経」は禁止されています。
- 副葬品に制限がある:プラスチック製品、ガラス製品、金属製品、スプレー缶やライターなどの危険物、アルバムなどの書籍類、ゴム製品や果物など燃えにくい物は、お骨を傷めるおそれがあるため棺に入れられません。
- ペースメーカー:ペースメーカーなどを装着していた場合は、必ず事前に斎場の職員へ伝える必要があります。わかった時点で、早めに葬儀社へお知らせください。
- 通夜の晩の宿泊:式場を使う場合は、遺族控室(約10畳の和室)に宿泊できます。布団などの寝具やタオル、洗面用具はご家族で用意します。
よくある質問
斎場の予約は、家族が自分でするのですか?
葬儀社に依頼した場合は、葬儀社が斎場の予約を行います。ご家族が直接予約する必要はありません。
夜中に亡くなった場合、斎場の予約はいつになりますか?
斎場の使用許可申請の受付は午前9時からです。夜間に亡くなった場合は、まず葬儀社に連絡して搬送・安置を済ませ、翌朝以降に葬儀社が予約を進めます。お急ぎの方へのページもご覧ください。
堺市外に住んでいた人でも、堺市立斎場を使えますか?
使えます。死亡当時の住所が堺市外の場合は「その他」の料金区分となり、大人の火葬料は100,000円(市民は20,000円)です。
友引の日でも火葬できますか?
堺市立斎場の休場日は1月1日と管理上必要な日で、友引は休場日になっていません。ただし、友引の日に葬儀を避けたいと考えるご家族もいるため、親族と相談して日程を決めましょう。
まとめ
堺市立斎場は、先に斎場を予約してから死亡届を提出する流れで、通常は葬儀社が手続きを代行します。火葬は早くても亡くなってから24時間後で、実際の日数は斎場の空き状況によって変わります。冬場や年末年始は予約が取りにくくなることもあります。
慌てないために、まず葬儀社に連絡して安置先を決め、日程と形式を一緒に相談することが大切です。費用のめやすは堺市エリアの公営斎場のページもあわせてご覧ください。
※施設・料金・手続きは、堺市「利用のご案内について」(2025年12月21日更新)、堺市「納骨や改葬、斎場利用などのよくある質問」(2026年3月11日更新)、堺市「堺市立斎場東側駐車場の臨時利用について」、堺市の条例施行規則・戸籍の届け出の案内、大阪葬儀のプランページ(2026年10月時点で確認)をもとに作成しています。料金や運用は改定される場合があります。









