「大阪市外に住んでいた親の葬儀を、大阪市立斎場でできる?」「市外だと火葬料はどのくらい変わる?」。大阪市立斎場を検討するときに、多くの方が気にするのが、市内料金と市外料金の違いです。
この記事では、大阪市立斎場の使用料を「市民」と「その他の者」の区分で整理し、市外在住の方が利用するときの費用のめやすと注意点を、葬儀のプロの視点から解説します。
大阪市立斎場の使用料は「市民」と「その他の者」で分かれる
大阪市の市立斎場(瓜破・北・小林・鶴見・佃)の火葬料は、「市民」と「その他の者」の2つの区分があります。火葬料は5つの市立斎場で共通です。
| 区分 | 市民 | その他の者 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 大人(10歳以上) | 10,000円 | 60,000円 | 50,000円 |
| 小人(10歳未満) | 6,000円 | 36,000円 | 30,000円 |
| 死産児 | 3,000円 | 18,000円 | 15,000円 |
「その他の者」の火葬料は、「市民」の6倍です。大人の場合、5万円の差が出ます。
式場の使用料に、市内・市外の区分はあるか
式場の使用料は、昼間(午前9時から午後5時まで)と夜間(午後5時から翌日の午前9時まで)で分かれています。火葬料と違い、式場の料金表は市民とその他の者で分かれていません。
| 斎場 | 区分 | 昼間 | 夜間 |
|---|---|---|---|
| 瓜破斎場 | 式場 | 12,000円 | 24,000円 |
| 北斎場 | 大式場 | 40,000円 | 80,000円 |
| 中式場 | 20,000円 | 40,000円 | |
| 小式場 | 6,000円 | 12,000円 | |
| 会葬者控室 | 1,500円 | 3,000円 | |
| 鶴見斎場 | 大式場 | 23,000円 | 46,000円 |
| 小式場 | 6,000円 | (会葬者控室 夜間12,000円) | |
| 佃斎場 | 式場 | 6,000円 | 12,000円 |
※小林斎場は建替工事のため、当面の間、式場の利用を停止しています(火葬は通常どおり実施)。
※夜間は、通夜で利用する場合の区分です。
ただし、故人と斎場の使用者(申込者)のどちらも大阪市内に住所がない場合は、式場を利用できないことがあります。その場合は、民間の葬儀会館などで式を行い、市立斎場では火葬のみを行う形になります。ご依頼の際に、葬儀社が利用条件を確認します。
「市民」と認められる条件
市民料金になるのは、亡くなった方、または斎場の使用者(申込者)のどちらかが大阪市内に住所がある場合です。たとえば、市外に住んでいた親の葬儀でも、大阪市内に住むお子さまが斎場の使用者(申込者)になれば、市民料金で利用できます。
判断に迷うケースもあるため、ご依頼の際は、申込者と故人それぞれの住所を葬儀社にお伝えください。
市外在住の場合の費用のめやす
市外料金(その他の者)を使う場合の、直葬と家族葬の費用のめやすは次のとおりです。
直葬(火葬のみ)の場合
大阪葬儀でご案内している直葬プランの参考価格に、大人の火葬料を足した合計です。火葬料がプランに含まれていない場合の計算です。
| プラン | 参考価格 | 市民の場合 | その他の者の場合 |
|---|---|---|---|
| シンプル直葬 | 10万円〜15万円 | 11万円〜16万円 | 16万円〜21万円 |
| 面会あり直葬 | 15万円〜20万円 | 16万円〜21万円 | 21万円〜26万円 |
一日葬で、斎場使用料だけを比べた場合
北斎場の小式場を昼間に使い、大人の火葬を行う場合の、斎場使用料の合計です。
| 区分 | 式場(小式場・昼間) | 火葬料(大人) | 合計 |
|---|---|---|---|
| 市民 | 6,000円 | 10,000円 | 16,000円 |
| その他の者 | 6,000円 | 60,000円 | 66,000円 |
※式場の料金表は市民・市外で分かれていないため、同じ金額で計算しています。故人と斎場の使用者(申込者)のどちらも市外の場合は、式場を利用できないことがあります。
堺市立斎場との比較
市外の方の費用は、堺市立斎場でも高くなります。堺市立斎場は、死亡当時の住所が堺市内かどうかで区分され、大人の火葬料は、市民が20,000円、その他が100,000円です。式場使用料も、その他は市民の3倍に設定されています(小式場:9時〜16時の利用で25,000円と75,000円)。
亡くなった方や申込者の住所によって、どちらの斎場が費用を抑えられるかは変わります。迷う場合は、葬儀社に両方の見積もりを出してもらうと比べやすくなります。
市外在住の方が確認しておきたいこと
- 式場を使えるか:市外の方も火葬は利用できますが、故人と斎場の使用者(申込者)のどちらも市外の場合は、式場を利用できないことがあります。
- 「市民」の判定:斎場の使用者(申込者)と故人のどちらかが大阪市内に住所があれば、市民料金になります。
- 火葬待ちの状況:大阪市では令和7年1月〜3月に火葬待ちが長期化し、令和7年12月から火葬の受け入れ件数が増やされています。
- 葬儀社の見積:見積書に、火葬料が市民料金で計算されているか、その他の者の料金で計算されているかを確認します。
- 規格葬儀の対象:大阪市の規格葬儀は、大阪市民が対象です。
葬儀社の選び方
- 大阪市立斎場での施行実績があるか
- 市民料金か、その他の者の料金かを、見積書に明記してくれるか
- 斎場の空き状況を、すぐ調べてもらえるか
- 24時間対応か
大阪葬儀では、問い合わせの電話が葬儀社に直接つながります。大阪市エリアの公営斎場のページもあわせてご覧ください。
よくある質問
市外に住んでいても、大阪市立斎場を使えますか?
火葬は利用できます。市外の方は「その他の者」の料金区分となり、大人の火葬料は60,000円です。
大阪市内に住む子が申し込めば、市内料金になりますか?
なります。斎場の使用者(申込者)または故人のどちらかが大阪市内に住所があれば、市民料金が適用されます。ご依頼の際に、申込者となる方の住所を葬儀社へお伝えください。
まとめ
大阪市立斎場の火葬料は、大人の場合、市民が10,000円、その他の者が60,000円で、5万円の差があります。式場の料金表は、市民・市外で分かれていません。
市外在住の方は、申込者の住所で市民料金になるかどうかと、見積書の料金区分を、事前に確認することが大切です。大阪葬儀では、電話とLINEで無料相談を受け付けています。
※料金は、大阪市「市立斎場のご案内」(2026年4月1日掲載)、「大阪市立斎場整備事業基本構想」(令和3年6月)、堺市の条例・施行規則および堺市立斎場「利用のご案内」、大阪葬儀のプランページ(2026年10月時点で確認)をもとに作成しています。改定される場合があるため、ご利用前に各斎場または葬儀社で最新の内容をご確認ください。









