ご家族が亡くなってから火葬までの間、ご遺体を安置する場所が必要です。ご自宅で安置できない場合や、火葬まで日数がかかる場合は、遺体安置施設を利用することになります。
この記事では、大阪市・堺市で遺体を安置できる場所の種類と選び方、費用のめやすを、葬儀のプロの視点から解説します。
遺体の安置場所は3種類
| 安置場所 | 主な特徴 |
|---|---|
| ご自宅 | ご家族がそばで過ごせる。ドライアイスなどの処置は葬儀社が行う |
| 葬儀社の安置施設(預かり霊安室) | ご自宅に安置できない場合の受け皿。施設によって面会や付き添いができる |
| 公営斎場の霊安施設 | 料金は安いが、利用できる条件や期間に制限がある |
法律で、亡くなってから24時間が経つまでは原則として火葬できません。さらに、火葬場の空き状況によっては、火葬まで数日かかることもあります。何日くらい、どこで、どのように過ごしたいかを考えて安置場所を選ぶことが大切です。
大阪市の市立斎場の遺体預かり
大阪市の市立斎場では、ご遺体を1体につき1夜800円で預かっています。ただし、利用できるのは火葬の前日のみです。亡くなってから火葬までの日数が長い場合は、前日以外の安置場所を別に用意する必要があります。
大阪市では、基本的に死亡日の翌日から数えて、おおむね3日か4日目には火葬の予約ができるよう受け入れ体制が整えられています。冬場など混み合う時期は日数が延びることがあるため、そのぶん安置の日数も増えると考えておきましょう。
堺市立斎場の霊安室
堺市立斎場には、遺体保管庫が3庫ある霊安室があります。料金は24時間までごとに1体、市民は2,000円、市民以外は6,000円です。市民料金になるのは、亡くなった方の死亡当時の住所が堺市内にある場合です。
堺市立斎場で火葬を行わない場合は、式場などの斎場の施設は利用できません。保管庫の数が限られているため、利用できるかどうかは葬儀社を通じて確認します。
葬儀社の安置施設を選ぶときのポイント
公営斎場の霊安施設は、利用の条件や期間に制限があります。そのため、葬儀社の安置施設もあわせて検討するのが現実的です。選ぶときは、次の点を確認してください。
- 面会できるか:安置中にお顔を見に行けるか、面会できる時間帯はいつか
- 付き添いができるか:ご家族がそばで過ごせる部屋か、預けるだけの保管室か
- 1日あたりの料金:何日分がプランに含まれ、延びた場合はいくらかかるか
- ドライアイスの費用:日数が延びたときの追加費用
- 場所:ご自宅や火葬場からの距離、面会に通いやすいか
大阪葬儀の預かり霊安室のオプションは、1日1万円〜2万円が参考価格です(税込・葬儀社からの見積時の参考価格)。プランには、病院から安置場所までと、安置場所から火葬場までの寝台車や、2日分のドライアイスなどが含まれています(プランによって内容が異なります)。
ご自宅で安置する場合の注意点
- 布団を敷ける部屋を用意し、夏場は特に室温を低めに保ちます。
- ドライアイスの交換は、葬儀社が訪問して行います。日数が延びると追加の費用がかかります。
- マンションの場合は、エレベーターの大きさや搬入経路を葬儀社と事前に確認しておくと安心です。
安置の日数と費用の考え方
安置の費用は、「1日あたりの料金 × 日数」と「ドライアイスの追加」で増えていきます。たとえば、火葬まで4日かかる場合、プランに含まれる日数を超えた分の安置料とドライアイスが加わります。見積をとるときは、火葬の予約日を前提に、何日分の安置費用が含まれているかを必ず確認してください。
大阪葬儀では、ご逝去のご連絡をいただいた時点で、火葬の空き状況と安置場所をあわせてご提案しています。24時間いつでもご相談ください。
まとめ
遺体の安置場所は、ご自宅、葬儀社の安置施設、公営斎場の霊安施設の3つから選びます。大阪市の市立斎場の遺体預かりは1夜800円ですが火葬の前日のみ、堺市立斎場の霊安室は市民で24時間2,000円ですが、その斎場で火葬する場合に限られます。
料金だけでなく、面会や付き添いができるか、火葬まで何日かかるかを合わせて考え、葬儀社と相談して選ぶことが大切です。
※内容は、大阪市「市立斎場のご案内」(2026年4月1日掲載)、大阪市「斎場の増設希望について(市民の声)」(2025年12月1日公表)、堺市「利用のご案内について」(2025年12月21日更新)、大阪葬儀のプランページ(2026年10月時点で確認)をもとに作成しています。プランの価格は税込・葬儀社からの見積時の参考価格です。改定される場合があるため、ご利用前に斎場または葬儀社で最新の内容をご確認ください。









