大阪市で亡くなった方の火葬は、多くの場合、大阪市の5つの市立斎場(瓜破・北・小林・鶴見・佃)のいずれかで行います。「火葬の予約はどうやって取るのか」「何日くらい待つのか」は、ご葬儀の日程を決めるうえで最初に気になるところです。
この記事では、大阪市の市立斎場の火葬予約の取り方と、空き状況の考え方、予約が取れるまでの過ごし方を、葬儀のプロの視点から解説します。
火葬の予約は誰が、いつ取るのか
火葬の予約は、ご依頼を受けた葬儀社が、ご家族と日程を相談しながら取るのが一般的です。葬儀社は、通夜や告別式の会場、宗教者の都合、ご親族の集まりやすさを踏まえて、火葬の日時を決めます。
大阪市の市立斎場は、先着順で火葬予約を受け付けており、特定の事業者が有利になるしくみはありません。そのため、ご逝去後はできるだけ早く葬儀社に連絡し、日程の相談を始めることが大切です。
なお、法律で、亡くなってから24時間が経つまでは原則として火葬できません。最短でも、亡くなった翌日以降の火葬になります。
火葬まで何日かかる?
大阪市では、基本的に死亡日の翌日から数えて、おおむね3日か4日目にはいずれかの市立斎場で火葬の予約ができるよう、受け入れ体制を整えています。
ただし、冬場はお亡くなりになる方が増える傾向があります。令和7年1月には想定以上に亡くなる方が増え、一時的に9日先までの予約がすべて埋まる状態になりました。これを受けて大阪市は、令和7年12月以降の火葬の受入件数を増やし、長期間の火葬待ちが起きないよう対策を強化しています。
| 時期 | 火葬までの日数のめやす |
|---|---|
| 通常期 | 死亡日の翌日から数えて3日か4日目ごろ |
| 冬場など混み合う時期 | さらに日数がかかることがある |
斎場のリアルタイムの空き状況は、日々変わります。希望の斎場や時間帯にこだわると日数が延びることもあるため、「いちばん早く火葬できる斎場」と「希望の斎場」の両方で、葬儀社に空きを確認してもらうのがおすすめです。
大阪市の市立斎場一覧
| 斎場 | 所在地 | 火葬炉 | 式場 |
|---|---|---|---|
| 瓜破斎場 | 平野区瓜破東4丁目4番146号 | 30炉 | 1室(約100席) |
| 北斎場 | 北区長柄西1丁目7番13号 | 20炉 | 中式場2室(約80席)、小式場1室(約20席) |
| 小林斎場 | 大正区小林東3丁目12番8号 | 10炉 | 建替工事のため利用停止中 |
| 鶴見斎場 | 鶴見区鶴見1丁目6番128号 | 8炉 | 大式場1室(約120席)、小式場 |
| 佃斎場 | 西淀川区佃6丁目4番18号 | 4炉 | 1室 |
火葬料は、どの市立斎場も同じです。市民の大人(10歳以上)は1体10,000円、市民以外の大人は60,000円です。市立斎場の休場日は1月1日です。
小林斎場は建替工事中ですが、火葬は通常どおり行われています。新しい小林斎場は火葬炉を4基増やし、令和10年度の供用開始が予定されています。
火葬の予約が取れるまでの過ごし方
安置場所を確保する
火葬までの間は、ご自宅や葬儀社の安置施設でご遺体をお守りします。日数が延びる場合は、ドライアイスの追加や安置施設の利用料がかかることがあります。大阪市の市立斎場でもご遺体を1体1夜800円で預かっていますが、利用できるのは火葬の前日だけです。
当日は指定された時間に到着する
受入件数の増加にともない、遅れたり早く着きすぎたりすると、入場口の前や市民休憩室で待つ時間が長くなることがあります。指定された時間に到着するよう、移動の時間に余裕を持って計画してください。駐車場や待合室の混雑を和らげるため、車はできるだけ乗り合わせるよう呼びかけられています。
死亡届を出しておく
火葬には火葬許可証が必要です。死亡届は、亡くなったことを知った日を含めて7日以内に提出し、火葬許可証の交付を受けます。届出と火葬場の手続きは、葬儀社が代行するのが一般的です。
日程を早めたいときのポイント
- 斎場を一つに絞らない:5つの市立斎場の中から、空いているところを選ぶと日程が早まることがあります。
- 時間帯の希望を広げる:午前・午後など、時間帯の希望に幅を持たせると、予約が取りやすくなります。
- 葬儀の形を見直す:式場の空きを待つ必要がない直葬(火葬式)なら、火葬の空きだけで日程を決められます。
大阪葬儀では、ご逝去のご連絡をいただいた後、提携葬儀社が市立斎場の空き状況を確認し、ご家族のご希望に合わせて日程をご提案しています。大阪市エリアの公営斎場のページもあわせてご覧ください。
まとめ
大阪市の火葬予約は、葬儀社がご家族と日程を相談しながら、先着順で取るのが一般的です。通常は死亡日の翌日から数えて3日か4日目ごろには予約ができますが、冬場などは日数が延びることがあります。
火葬まで日数がかかる場合に備えて、安置場所と費用、斎場の選び方を葬儀社と早めに相談することが、落ち着いてお見送りするための近道です。
※内容は、大阪市「市立斎場のご案内」(2026年4月1日掲載)、大阪市「斎場の増設希望について(市民の声)」(2025年12月1日公表)をもとに作成しています。火葬の空き状況は日々変わるため、最新の状況は葬儀社にご確認ください。









