大切な方が亡くなったあと、「火葬まで何日かかるのか」「その間、ご遺体をどこに安置するのか」は、多くのご遺族が最初に悩む点です。大阪市では、火葬の予約が混み合って、火葬までの日数が延びたことがあります。
この記事では、大阪市の火葬の受け入れ状況と、亡くなってから火葬までの流れ、安置場所の選び方、日数が延びたときの対処を、葬儀のプロの視点から解説します。
大阪市の火葬の予約が取れるまでの日数のめやす
大阪市の火葬の受け入れ体制は、次のようになっています。
- 基本的に、死亡日の翌日から数えて概ね3日か4日目には、いずれかの斎場で火葬の予約ができるよう、受入体制を整えている
- 冬場は亡くなる方が増える傾向があるため、火葬の受入件数を臨時的に増やしている
- 2025年1月は想定以上に亡くなる方が増え、一時的に9日先まで予約がすべて埋まる状態になった
- 斎場は先着順で火葬予約を受け付けており、特定の事業者が有利になることはない
さらに、令和7年1月〜3月に火葬待ちが長期化したことを受けて、令和7年12月から火葬の受け入れ件数が増やされています。
ただし、実際の空き状況は日によって変わります。ご依頼をいただいた時点で、葬儀社が各斎場の空きを確認します。
亡くなってから火葬までの流れ
- 死亡診断書(または死体検案書)を受け取る:病院で亡くなった場合は医師から発行されます。
- 葬儀社へ連絡する:搬送と安置先の手配を依頼します。病院に長く安置できない場合があるため、早めの連絡をおすすめします。
- ご遺体を搬送し、安置する:自宅、または葬儀社の安置施設などに安置します。
- 火葬の日程を決める:法律(墓地、埋葬等に関する法律)により、原則として死亡後24時間が経過しないと火葬はできません。希望の斎場と日程を葬儀社に伝え、空きを確認してもらいます。
- 死亡届を提出し、火葬許可証を受け取る:死亡届は、亡くなったことを知った日を含めて7日以内に提出します。死亡届が届け出されると、埋火葬許可証が発行されます。
- 通夜・告別式・火葬:予約した日程で行います。
ご遺体の安置場所と費用
| 安置場所 | 費用のめやす | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 自宅 | ドライアイス代など | 安置できる部屋の広さや環境 |
| 葬儀社の安置施設(預かり霊安室) | 1万円〜2万円/1日 | 面会できる時間、追加日数の料金 |
| 市立斎場の遺体預かり | 1体1夜800円 | 利用は火葬の前日のみ |
※預かり霊安室の費用は、大阪葬儀の直葬プラン(シンプル直葬)のオプションの参考価格です。依頼する葬儀社によって異なります。
大阪市の市立斎場では、ご遺体を1体につき1夜800円で預かっていますが、利用できるのは火葬の前日のみです。火葬の日が先になる場合は、それまでの間、自宅や葬儀社の安置施設などで安置することになります。
堺市立斎場にも霊安室があり、24時間ごとに1体2,000円(市民)で使えます。使用できるのは、原則として1体につき48時間が限度です。
火葬待ちで日数が延びたときの対処
- 安置の日数と追加費用を確認する:大阪葬儀の家族葬・直葬プランには、ドライアイス2日分が含まれています。日数が延びた場合の追加費用は、葬儀社に確認してください。
- 複数の斎場の空きを確認してもらう:大阪市は、5つの市立斎場の「いずれか」で予約できる体制をとっています。特定の斎場にこだわらなければ、空いている斎場で早めに火葬できることがあります。
- 参列者に日程を早めに伝える:日程が決まったら、親族や関係者へ連絡します。
- 火葬日の前日に、斎場の遺体預かりを使えるか確認する:1夜800円で預かってもらえます。
火葬当日の注意点
- 指定された時間に来場する:遅延や早着があると、待ち時間が長くなる場合があります。
- 車は乗り合わせで:待合室や駐車場が混み合うため、車はできるだけ乗り合わせで来場しましょう。小林斎場は工事期間中、駐車できる車が2台まで(マイクロバスを含む)に制限されています。
- 副葬品に制限がある:プラスチック製品、ガラス製品、金属製品、スプレー、ライター、電池、缶類、布団、書籍、果物、ドライアイスなどは、遺骨や火葬炉を傷めるおそれがあるため、棺に入れることができません。
- ペースメーカー:ご遺体にペースメーカーが入っている場合は、火葬の申込み時に斎場へ伝える必要があります。わかった時点で、早めに葬儀社へお知らせください。
火葬までの期間に葬儀社を選ぶポイント
- 24時間365日、搬送に対応しているか
- 安置施設があるか、面会できるか
- 安置日数が延びたときの料金が明確か
- 斎場の空き状況を、すぐ調べてもらえるか
大阪葬儀では、電話が葬儀社に直接つながります。お急ぎの方はこちらのページもご覧ください。大阪市エリアの公営斎場の一覧も参考になります。
よくある質問
亡くなってから、最短で何日後に火葬できますか?
法律(墓地、埋葬等に関する法律)により、原則として死亡後24時間が経過しないと火葬はできません。それ以降の日程は、斎場の予約状況によって決まります。
病院に、そのまま遺体を置いてもらえますか?
病院によって対応が異なります。多くの場合、早めに搬送先を決める必要があるため、まず葬儀社に連絡して、搬送と安置の手配を依頼してください。
火葬の予約は、自分でするのですか?
通常は、葬儀社が日程を調整して予約します。死亡診断書または死体検案書の提出や火葬場の手続きは、プランに含まれる役所手続き代行で葬儀社が行います。役所への提出は、葬儀社が代行するのが一般的です。
火葬までに日数がかかると、費用は増えますか?
安置施設の利用日数やドライアイスの追加で、費用が増える場合があります。見積の段階で、日数が延びた場合の料金を確認してください。
まとめ
大阪市は、死亡日の翌日から数えて概ね3日か4日目には、いずれかの斎場で火葬の予約ができる体制を整えています。一方で、2025年1月のように、予約が9日先まで埋まったこともありました。火葬までの日数は、時期によって変わります。
慌てないために、早めに葬儀社へ連絡し、安置先と火葬の日程を一緒に相談することが大切です。大阪葬儀では、24時間365日、電話とLINEで相談を受け付けています。
※火葬の受入状況は、大阪市「斎場の増設希望について」(市民の声への回答、2025年12月公表)と「市立斎場のご案内」(2026年4月1日掲載)、手続きは大阪市「死亡届」の案内(2026年4月1日掲載)、堺市立斎場「利用のご案内」、大阪葬儀のプランページ(2026年10月時点で確認)をもとに作成しています。火葬の空き状況は日々変わるため、最新の状況は葬儀社または各斎場にご確認ください。









